医学的にみた蚊に刺されやすい人の特徴と刺されにくい方法

蚊に刺されやすい人
大人になってから子どもの頃より蚊に刺されることが少なくなったと思いませんか?

かと思えば、同じ行動をしていても蚊に刺されやすい人と刺されにくい人がいます。

蚊は人の血を選んで吸っているのでしょうか?今回は蚊に刺されやすい人の特徴を医学的観点から説明し、蚊に刺されにくくなる方法について紹介します。

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蚊に刺されやすい人の特徴

まず蚊に刺されやすい人の特徴から説明します。

「太っている人が刺されやすい」や「血液型によって違う」などいろいろな都市伝説がありますが、医学的に見て本当に正しいのか調べてみました。

太っていると蚊に刺されやすい

蚊は人間の身体から出る二酸化炭素や体温、汗を感知して近寄ってきます。


太っている人は汗をかきやすく、身体の表面積が大きいため排出する二酸化炭素の量も多く、蚊が寄ってきやすいのです。

そのため、痩せている人より太っている人のほうが蚊に刺されやすくなります。

O型の人は蚊に刺されやすい

害虫防除技術研究所の白井所長は、血液型が違う64人に蚊が入った箱の中へ腕を入れてもらい、どの血液型の人に多く蚊がとまるか調査しました。

その結果、1番多いのがO型、2番目がB型、3番目がAB型、少ないのがA型となり、O型の人は一番蚊に刺されやすいことがわかっています。

蚊に刺されやすい血液型
1位 O型
2位 B型
3位 AB型
4位 A型

蚊が好む血液型については欧米でも何度も実験が行われていますが、同じくO型の人が蚊に刺されやすいという結果が出ました。

しかし、残念ながらその詳しい理由はわかっていません。

運動後は蚊に刺されやすい

先ほども説明したとおり、蚊は体温や二酸化炭素、汗を感知して寄ってきます。

運動後は体温が上がり、身体から出る二酸化炭素や汗の量も増えるので蚊に刺されやすくなります。

驚くことに蚊の触角には0.05℃の変化を察知する温度センサーが約2000本もあり、無風状態ならわずかな体温の違いでもかぎ分けることができるんです。

運動後と同じく、お酒を飲んだ後や子どもの身体も体温が高いため、蚊に刺されやすくなります。

黒い服を着ると蚊に刺されやすい

蚊は色を認識することはできませんが、紫外線領域の光の波長から色を見極めています。

黒や白などいろいろな色のシャツを着て、どれだけ蚊が寄ってくるか比較した実験では、黒が1番多くの蚊を寄せ付け、白が最も蚊が集まりませんでした。

黒は蚊の保護色となり、身を守るためにも黒色を好むと考えられますが、黒い服は太陽の熱を吸収しやすく体温が上がりやすいのも蚊が集まる原因といえます。

ちなみに、アフリカのシマウマにとまる蚊の観察では、白い部分より黒い部分に多くとまるという結果が出ています。

蚊に刺されにくくなる方法

蚊に刺されやすい人の特徴を知ったところで、次は蚊に刺されないようにどうすればよいか、その対策方法について紹介します。

蚊が好む「体温」「汗」「二酸化炭素」「黒色」に気をつけて、蚊に刺されにくい環境をつくりましょう。

汗をかいたらすぐに拭きとる

汗のニオイは蚊を引き寄せてしまいます。ハンカチやタオルなどで拭きとり、身体を清潔に保ちましょう。

特に汗腺が集まるワキや足の裏のケアは、蚊を寄せつけないためにも重要です。

身体を冷やしてニオイも抑える制汗スプレーを使うのも効果的ですが、香水には注意してください。

蚊は動物の血だけではなく、花の蜜も吸って生きています。香水によっては蚊を引き寄せてしまうものもあるので、花の香りを模倣した香水は避けましょう。

運動後や飲酒後はなるべく屋内に

運動後は体温が上がり、身体からは二酸化炭素や汗が出てきます。

もし屋外で休んでいたら蚊の格好の餌食になってしまいますので、汗を拭いてなるべく蚊の少なそうな屋内で休憩するようにしてください。

飲酒後も同じように蚊に刺されやすいので、外をふらつかないよう注意しましょう。

明るめのゆったりした服を着る

黒色は蚊を寄せ付けるため、白色などなるべく明るめの服を着るようにしてください。

また、サイズが小さめで肌に密着した衣服では服の上から刺されてしまうため、ゆったりとした服を選ぶのが効果的です。

虫よけスプレーやプレートを活用する

ドラッグストアでは、さまざまな虫除けグッズが売っています。

無臭タイプの虫除けスプレーや1年間有効な虫除けプレートなど、最近は便利な虫よけグッズが増えてきましたので、用途に合わせてこれらも活用してみましょう。

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もし蚊に刺されても掻かないように

蚊に刺されない方法について紹介してきましたが、もし蚊に刺されてしまっても掻いてはいけません。

一度掻くとさらに痒みが増してしまうので、ムヒやキンカンなどの痒み止めを塗り、刺された箇所を意識しないようにしてください。

住んでいる地域にもよりますが、蚊は10月末頃まで活動しています。ここで紹介した方法を実践し、蚊に刺されない対策をしていきましょう。