ダイエットしようと思ったら、まずは摂取するカロリーと消費するカロリーについて見直す必要があります。摂取するカロリーが消費するカロリーより多かったら、ダイエットはいつまで経っても成功できません。
カロリーを控えようとヘルシーな食事を心がけ、フルーツで食事を置き換えたダイエットを選ぶ人も多いでしょう。ダイエットにおすすめのフルーツといえば、やはり定番はバナナだと思います。
しかし、バナナが良いとわかっていても痩せるまで毎日バナナを食べ続けていたら、いずれは飽きて挫折してしまう危険も!さらにバナナを食べ過ぎると尿路結石になる恐れだってあるんですよ。
そこでバナナダイエットの正しい方法や注意点について説明します。
なぜダイエットをする人にバナナが人気なのか?まずはバナナダイエットの魅力から紹介していきましょう。
バナナはフルーツの中でも水分量が少ないため腹もちが良いのが特徴です。また、季節に関係なくスーパーで売られていて、何より安いのが人気の秘密でしょう。
コンビニでも簡単に手に入るバナナは、日頃の生活でもっとも身近なフルーツと言っても過言ではありません。
1本ずつバラ売りされていたり、一部の地域ではバナナの自動販売機まであったりして、生活への浸透ぶりがよくわかります。
実は日本の果物年間消費量ランキングでは人気のミカンやリンゴをおさえて、バナナは堂々の1位に輝いているんですよ。
それは他のフルーツに比べて安いという理由ももちろんありますが、洗わなくても皮を剥くだけで食べられたり、柔らかいためナイフで切る必要がないなど手軽に食べられることも原因に挙げられます。
しかし、バナナの魅力はそれだけではありません。
バナナには便秘解消やエイジングケアの効果もあるので、20代~30代の女性達にぜひオススメしたいフルーツなんです。
バナナの主な栄養素(100g中) | |
---|---|
エネルギー | 86kcal |
水分 | 75.4g |
たんぱく質 | 1.1g |
炭水化物 | 22.5g |
食物繊維 | 1.1g |
カロテン | 56μg |
ビタミンE | 0.5mg |
ビタミンB1 | 0.05mg |
ビタミンB2 | 0.04mg |
ビタミンB6 | 0.38mg |
ビタミンC | 16mg |
ナイアシン | 0.7mg |
葉酸 | 26μg |
パントテン酸 | 0.44mg |
カリウム | 360mg |
カルシウム | 6mg |
マグネシウム | 32mg |
リン | 27mg |
鉄 | 0.3mg |
バナナにはビタミンやミネラルなどを豊富に含んでいるため、食事をバナナで済ませても栄養バランスを崩す心配はありません。
また美容に心がけていたり、ダイエット中の人にとって便秘は天敵ですよね。
バナナには腸内環境を整えるために欠かせない食物繊維やフラクトオリゴ糖が多く含まれています。毎日バナナを食べ続ければ少しずつ腸の活動が正常になり、便秘が起こりにくい体質へ改善する働きがあります。
腸内環境が改善されればビタミンなどの栄養素も吸収しやすくなり、美肌効果だって得られるんですよ。
さらにバナナにはβ-カロテンやケルセチン、β‐クリプトキサンチン、リコピン、ビタミンE、ポリフェノール類など、活性酸素の働きを抑える抗酸化成分が豊富に含まれています。
活性酸素は体内で作られすぎると生活習慣病や老化の原因になると言われていますが、バナナにはその働きを抑えて、健康で若々しい体質を維持するのに役立つアンチエイジング効果があります。
バナナって低カロリーでダイエットにおすすめですが、その栄養成分から美容にも高い効果があるのがわかりますね。
ダイエットにバナナがいいという話も、そもそもは朝バナナダイエットが始まりでした。mixiのダイエットコミュニティで朝食をバナナと水に置き換えて実践し、500人以上が成功して大きな話題となったのです。
この人気はSNSの枠を飛び出し、ついにテレビや雑誌までもが取り上げ、店頭にバナナがなくなる社会現象にまで発展しました。
女優の深田恭子さんや、歌手の森公美子さんも実践して成果を報告するなど、いまや朝バナナダイエットの成功者は数千人~数万人にも伸びているかもしれません。
そんな朝バナナダイエットのやり方やおすすめレシピを「朝食バナナダイエットの効果と簡単アレンジレシピ紹介」の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
バナナと水だけではダイエットのモチベーションも下がってしまうので、朝食をおいしく食べられるおすすめレシピをマスターしておきましょう。
朝バナナダイエットの後に人気が出てきたのが、夜バナナダイエットです。
夜バナナダイエットは朝バナナダイエットと違い、食事を置き換えるわけではありません。夕食を食べる約30分前にバナナ2本を食べ、水を飲むというダイエット法です。
バナナ2本をよく噛んでゆっくり食べることにより満腹感を得て、夕食を少量で済ませるというわけです。たしかにバナナ2本も食べたら、おなかもあと少しぐらいしか余裕はないですよね。
食べる量は夕食が一番多いという人も、夕食前にヘルシーなバナナを食べることで余計な摂取カロリーを大幅に減らすことができます。
無理せず痩せられることで朝バナナダイエット同様、夜バナナダイエットも人気が高まってきました。
夜バナナダイエットのやり方やアレンジ方法を「口コミで人気!夜バナナダイエットで目標マイナス5kg」の記事で紹介していますので、こちらも参考にしてください。
成功者の口コミもたくさん紹介していますよ。
バナナダイエットについて説明してきましたが、バナナは低カロリーだから大丈夫と、何本も食べ過ぎるのはやめてください。
バナナは多くても1日に3本までです。
実はバナナにはシュウ酸という成分が含まれていて、これが体内で増えすぎることによって尿路結石になる危険があるんです。
尿路結石とは腎臓や膀胱、尿道など尿路に沈着する結晶の石のことで、その石が詰まるとまれに失神するほどの大きな痛みを伴う危険があります。
毎日4本以上のバナナを食べ続けると尿路結石になる危険度が増すため、多くても1日3本までに抑えておきましょう。
バナナは年中安く手に入るため経済的な負担も少なく、安心して続けられるダイエット方法として人気があります。
また、低カロリーなのに栄養成分は豊富で、ダイエットにおすすめなだけじゃなく、アンチエイジング効果も高いフルーツなんです。
今回紹介した朝バナナダイエットや夜バナナダイエットをぜひ試してもらいたいのですが、1日3本までという数量も是非ちゃんと守って実践してくださいね。